納豆の練り方と薬味について


玉ねぎ・メカブ・卵(011107)

C.W.ニコルさんの納豆の食べ方です
日本経済新聞に掲載されていました。(20060505こどもの日)
「良い玉ねぎを細かく刻みメカブ、卵を納豆に加え醤油を加え300回かき混ぜる。冷蔵庫に30分から70分入れておき、食べる前に200回かき混ぜる。熱いご飯にかけて食べる。パンと食べても良い。」とのこと。
(「良い玉ねぎ」ってどんな玉ねぎですか? 70分って微妙...)
ニコルさんは1940年英国南ウェールズ生まれ。17歳でカナダに渡り調査研究。エチオピアで猟区主任管理官を経て1980年長野県に定住、執筆活動を続ける。

ヨーグルト(011107)

kashiwagiさんからメールを頂きました
卵、青海苔、からし、醤油をぐるぐるにまぜてクリーム状にひたすら泡だてて食べるそうです。なめたけの佃煮とか、サラダなのみじん切りをいれることもあるそうです。

ヨーグルト(011107)

tocchiさんからメールを頂きました
私は,ヨーグルトを入れて食べますよ。
さっぱりしてておいしいですよ。

エシャ納豆・トマト納豆・桜納豆(010415)

石原さんからメールを頂きました

納豆ファンにはたまらないページです。全国からのおいしそうな納豆料理を見させて
頂きましたが、僕の好きな食べ方を紹介します。

エシャ納豆・・・・・・納豆に生のラッキョウを刻んで、それに醤油をたらて混ぜる
           と辛味が自然に出ます。それをご飯にかけるとおいしいです。
           日本酒にも合いますよ。

トマト納豆・・・・・・・これはトマトを細かく切って納豆と混ぜるだけです。見た
           目もきれいイタリア風って感じでさっぱりしておいしいです。
           納豆嫌いも食べれます。もちろんご飯にかけて食べましょう。

桜納豆・・・・・・・・・これはちょっと贅沢かもしれませんが、納豆に生の桜えび
           と大根おろしとワサビ少量と醤油を入れて、かき混ぜます。
           これをご飯にかけたらもう最高です。この中で一番好きです。


ピーナツバターを混ぜてご飯にかけて食べる(000903)

松本さんからメールを戴きました。
松本さんが通う大学のアメリカ人の先生の話です。

その先生が言うには、アメリカに住んでいる娘さんは
納豆にピーナッツバターを入れて、食べるそうです。
他にも薬味を入れるといっていましたが、
ピーナッツバターのインパクトですべて忘れてしまいました。
ちなみにパンに塗るのか?と聞いたら、
ご飯に載せて食べるそうです。

想像したら気持ち悪くて試していないのですが、
こちらのページにはピーナッツバターの納豆はなかったようなので、
機会があれば、参考にしてください。
ナットウに醤油を少量入れて、先生はスプーン1杯の
ピーナッツバターを,娘さんはスプーン3杯をいれるそうです。

ピーナッツバターは甘くないタイプで、アメリカ産は日本のとは
香りが全然違うといってはりました。
17歳の娘さんは日本生まれで今はアメリカに住んでいるそうですが
(あまり詳しくは聞きませんでした。)
めちゃめちゃピーナッツバターが好きでなんにでも入れるそうです。
マヨネーズ大好きな人がそうするように。

納豆鉢をご存じですか?(000308)
私は陶芸家松沢三四郎さんがつくった納豆鉢を愛用しています。
松沢さんは1999年にサッポロビール創立50周年に「究極のビアマグ」を依頼され制作した方です。
この納豆鉢の特徴は取手の角度がごくわずかですがやや下に向かっていて、混ぜるときに自然な角度になります。
深さも適切で勢いよく混ぜても飛び出ししたりしません。
縁に設けられた注ぎ口から混ぜた納豆を掻き出す時に糸が1本になり始末が良いのも魅力的です。


2000年3月17日 日本テレビ7:40ズームイン朝で放映された納豆のかき混ぜ回数(000308)

■一般
年齢によりかき混ぜ回数が異なり、40歳以上のひとは平均86回、20歳以下では平均21回だったそうです。
■メーカー
納豆メーカーにもインタビューしてました。
水戸納豆の高星専務は100回から200回 一番いいのは128回と述べておられました。
旭松食品のマーケティング部上辻課長は スピードが重要で高速で30から40回と言うことです。
■食通
北大路魯山人(昭和34年没)は「魯山人の料理王国」で「納豆は糸の姿がなくなってどろどろになるまでよく攪拌する」と述べているそうです。
兵庫赤穂市に住む松浦沖太氏(87歳)は魯山人料亭での料理長を務めていた方です。
実際に混ぜてる場面がありましたが、使う容器は湯飲みで寿司屋でよく使っているタイプの形でずんどうでやや大振りなものです。
294回かき混ぜてカラシを加えました。さらにかき混ぜて、362回から醤油を少しずつ2回加え、結局448回かき混ぜました。
できあがった納豆は糸を引かないもので、下記の「ためしてガッテン」で紹介されたものと同様です。

長年納豆を研究してこられた永山久夫氏は深皿に入れた納豆を十文字に箸で分けそれを左回転で20回、右回転で10回混ぜました。

■実験
農林水産省食品総合研究所における実験では、
納豆のアミノ酸と甘み成分は混ぜるほど多くなることが示されました。
混ぜる前をそれぞれ1とするとアミノ酸は100回で約1.5倍300回で2.5倍になります。
甘み成分は100回で2.3倍、200回で3.3倍、400回で4.2倍になります。

うまみを追求したのが魯山人、食感を重視したのが永山氏ということだそうです。

■ズームイン朝の結論と検証
上記のいろいろな人へのインタビュー(たぶん私も含まれている)から、
平均回数は53..5回。
100g以上の納豆を混ぜる方が美味しくできる。
空気をよく巻き込む。
醤油ははじめに入れると粘りが出にくいので混ぜた後に加える。
そのように混ぜた納豆を街ゆく人に食べてもらった結果は次の通りです。
結果: 50人中、 35人は美味しい、13人は普通、2人美味しくない。


基本的な用意の仕方も色々あるようです。

醤油を入れる前に良く練ること

納豆は、まず良くかき混ぜる。そして醤油、刻み葱、カラシを混ぜる。こんな用意の仕方が一般的であると思われます。何も加えない段階で、納豆を練るようにしっかりかき混ぜ、水飴のようにねっちりと糸を引くようにするとおいしいというのが定説ではないでしょうか。

塩を少し入れる

ある人は始めに少々の塩をかけ、良くかき混ぜてから、更にカラシ・醤油・刻み葱を加え合わせると良い粘りが得られると言います。やってみると粘りに、こしが出るというか、醤油の水分が少なくなる為か堅めに仕上がるようです。
ご飯と食べるというより納豆だけを食べるのに良いとのことです。

醤油を使わない人もいる

また、これは新聞で読んだのですが、その人は醤油は使わず塩とカラシだけで食べるそうです。試してみると、私には慣れない味でしたが、これもたまには良いかなと思いました。ご飯と一緒に食べるより、納豆そのものの味を楽しむと言った感じでしょうか。

砂糖で食べる

変わっているなと思ったのは、砂糖をかけるという人がいるとの話を聞いた時です。なかなか自分でやってみる気にはなりませんでした。それでも気が進まないながらも好奇心で食べてみました。かなりねちねちと強い粘りが出ますが、私には今一つでした。その後このホームページをごらんになった2人の方からメールを戴きました。お二人とも少量の砂糖と醤油をかけるそうです。そう言えば市販の納豆に付いているタレも少し甘みがありますね。
私はまだ砂糖だけを加えて練る方には遭遇していません。


納豆に砂糖(030307追記)
フリーメーリングリストのメールマガジン「ニュウ!ふりーえむえる」に掲載されていました。(FreeML 2002/12/30)

○18年間ずっと(EMIKOさん)
 生まれて18年間ずっと砂糖をかけて食べます。家族も父以外はみんな砂糖無
 しでは食べれません。砂糖なんて信じられない!とよく言われます。


○からしや卵は邪道?(とんべさん)
 我が家では砂糖を入れますが、甘〜くなるわけではなくあくまでも隠し味で。
 これが美味しいんです。からしや卵はいれません(私てきにはこっちの方が
 邪道?です)他にねぎやおくら、大根おろしなど。砂糖は必ず入れてます。


○砂糖たっぶり!(MANIさん)
 小さい頃からず〜っと納豆には砂糖を入れます。しかも隠し味とかではなく、
 たっぶり。そして醤油を入れて混ぜます。両親の出身が札幌と山形で、どう
 やら寒い地方のあたりでは入れたりもするようです。


○納豆+醤油+卵+砂糖(あらし@横浜さん)
 実家の北海道でも納豆に砂糖を入れていて、「納豆+醤油+卵+砂糖」が普
 通の食べ方だと思っていました。もちろん私も今でも砂糖を入れていますよ。


○塩+味の素(Masamune(^_^)さん)
 母親が「塩+味の素ぱらぱら」で食卓に出してたので、それが普通だと思っ
 ていました。東京に来て「辛子+だし醤油付き」をみた時には、食文化の違
 いを感じました。


○砂糖!味噌!ねぎ!(東京育ちのみみーさん)
 秋田生まれ秋田育ちの友人曰く「納豆に砂糖を入れる、これ当たり前」山形
 生まれの母「納豆には味噌、これが美味しい」私「納豆には絶対にねぎ」。


○醤油・からし・卵の黄身・七味唐辛子・少量の砂糖(久遠の封印さん)
 中部在住の我が家は「醤油・からし・卵の黄身・七味唐辛子・少量の砂糖」
 を入れます。なかなか旨いのですが、調味料の調合ができるのが家で私1人
 だけなのが困りものです(苦笑)。


○砂糖・味噌・小口切りのねぎをたっぷり(michikoさん)
 東北出身の父は「砂糖・味噌・小口切りのねぎをたっぷり」と食べておりま
 した。父には食べやすかった様です。


○味噌納豆(ゆちぞさん)
 自分の田舎では“味噌納豆”なるものがあり、味噌で味をつけ、さらに我が
 家ではほんの少し砂糖を入れて甘辛い味にしてました。とても美味しくて今
 でも大好きです。今は名古屋在住。赤味噌は味噌納豆に合いません…。



薬味について

一般的な薬味

刻み葱 あさつき カラシ  鰹節(かつおぶし) 紫蘇(しそ=おおば) 海苔 青海苔 うずらの卵 鶏卵 大根おろし ゴマ


珍しい薬味

胡麻 粉チーズ(?) おろし生姜 らっきょう(刻んで混ぜる) エシャレット 梅干し 刻みベーコン炒め たまねぎとうふ にんにく ザーサイ 刻みピーマン おくら チーズ 七味唐辛子 タバスコ 揚げ玉 しらす 山葵(わさび)

味付けの色々

醤油 付属のたれ 塩 化学調味料 味噌 もろみ味噌 マヨネーズ(口の中がねちねちします) ソース(???)  ケチャップ(???) フレンチドレッシング


こうしてみると、納豆って何とでも合う実につきあいのいい奴だってことが解りますね。


このように納豆を練った事がありますか(990115)

1999年1月13日のNHK総合テレビで、『ためしてガッテン「納豆のおいしさ倍増法」』が放映されました。

そこで美食家として名高い北大路魯山人が実行していたとされる納豆の混ぜ方についての紹介がありました。
 かき混ぜる回数を増やせば増やすほどネバリは増しますが、それは普通の食べ方です。更に混ぜると、その後ネバリが消えていくのです。糸の数が増えるとかき混ぜにくくなるが、更にかき混ぜるとむしろ納豆は糸をひかなくなるのです。そこに少量の醤油を加え混ぜることを2〜3ど繰り返しからしと刻み葱を加えます。

番組では425回かき混ぜていました。器はすし屋の湯飲みのような深く径の小さい器でないとうまく行かないようです。小鉢で600回こねても駄目でしたが、湯飲みでは400回くらいで成功しました。

食感が従来のものと全く変わります。最高の酒の肴に変身します。
是非お試しください。


薬味にきゅうりのぬかづけの古漬け。たれにポン酢

みーさんからメールを頂きました(000319) 

(前略)
ところで 変わった薬味を 分かちあいたくて メールしています。
きゅうりのぬかづけの古漬け。これもおいしいです。古漬け全般いけるようです。
それから 今一番 気に入ってるのが ポン酢。アメリカでは 生卵は 危ないと
ずっといわれているので 卵、出し入り醤油、からし、ねぎ この 定番の味付けが
楽しめないんです。
そこで ポン酢&からし納豆。
あと 納豆のキッシュもなかなかです。キッシュロレーヌというキャセロールディッ
シュがありますが
それと同じく 卵液を 納豆と混ぜて焼き チーズをふりかけ食べるというものです。
わんたん包みの納豆揚げも ビールにぴったりですよね。

キムチも どなたかが 言われてますけど おいしいですよね。

薬味に白菜

矢吹さんからメールを頂きました(990125) 

家での、納豆の薬味は、白菜の浅漬けです。
これを細かく刻んで、味の素を少し振り掛けておわりです。
お好みで、からしなど加えてもいいですよ。
白菜の歯ごたえがとてもいいです。

砂糖醤油餅

井内さんからメールを頂きました(990125) 

私も納豆が好きなほうなんで、楽しく読ませていただきました。
その中で「砂糖で食べる」というとこなんですが、
うちの実家の地方(私は岩手ですが、秋田の人にもいましたが)
餅を食べるときに納豆に砂糖と醤油を混ぜたものを餅にかけて食
べる方法(風習 ?)があるんです。カミさんと結婚したときに、そ
のことを話したら気味悪がられました。 
でも、おいしいと思うんですけど。

(それと幼少の時には、卵の黄身だけを納豆に混ぜて、ご飯にかけ
て食べてた時がありました。)
砂糖醤油をもちにからめる事、納豆をもちにからめる事、
これらはそれぞれポピュラーですよね。
でも私は砂糖醤油納豆もちは食べた事はありません。
市販の納豆に付いている「たれ」もちょっと甘みがあり
ますから、少々の砂糖は納得できるなぁ、なんて思い始
めました。
でもきっと井内さんも、岡野さんの恩師の方もASANOさん
もみんな、たっぷり砂糖をかけるんでしょうね。(やの)

卵がけご飯

Yayoiさんからメールを頂きました(990125) 

我が家では納豆を「卵がけご飯」に入れて(?)食べます。
生卵にお醤油をちょっと垂らして、ご飯にかけるあれです。

私は関西に住むもので、納豆を食べるようになったのは、
ずいぶん成長してからになります。(子供の頃、納豆って
身近に売ってなかったと思う。 笑)

作り方
1.納豆を練る
2.新鮮な卵を割り、ときます。
3.だしと醤油を加えるか、だし醤油という便利なものを加え、味を調節する。
4.ご飯を椀にもり、真ん中を少し窪ませてから、あさつきをの細かくきざんだ
 物をたっぷりかけて、卵を加えます。
5.味付け海苔に巻いて食べます。

お砂糖

ASANOさんからメールを頂きました(990125) 

私は、というか私の家では砂糖と醤油で納豆を食べますよ。
たぶん、地域性だと思います。
北海道の人間なんですけど、私の周りでは
砂糖をかける人多いです。
(砂糖かけるなんてイヤという友達もいますが)
子供の頃からなので、ごく普通だとおもっていました。
又、納豆に生卵、プロセスチーズ(細かく□に切ったもの)、
醤油少々、刻みねぎ(万能ねぎがいいとおもいます)を混ぜて
ご飯にかけるのも私は好きです。

キムチ納豆

Kayoko さんからメールをいただきました。(990125)

”キムチ納豆”も、おいしいですよ。
単に、キムチと、納豆を混ぜるだけです。
試してみてください。
私も好きです。
キムチの最後に残る赤い汁と、わずかな白菜以外の野菜の切れ端を、
納豆と共にご飯にかけて食べるのが、また、いいんです。(やの)

三つ葉と貝割れ大根

岡野さんからこんな食べ方を教えていただきました。

私は多めの刻んだ三つ葉と貝割れ大根を入れます。このとき葱は入れません。
飯よりはお酒に良く合います。三つ葉の香りが納豆臭さをアウフヘーベンして、
なかなかいけます。
東京育ちですので、芥子のよく効いた正統派の納豆ももちろん好きですが...。
ワタクシの恩師は毎朝納豆を欠かしませんが、昆布の佃煮(フジっこみたい
な)と少量の砂糖を入れるという離れ業をやってます。

りんご

野尻さんから薬味についてのメールを頂きました(980504) 

納豆の薬味についてですが、意外においしいのが「りんご」です。
私はほぼ毎日納豆を食べています。
ちょっと飽きてきたころ「りんご」を薬味につかうとさわやかでおいしい。
納豆にりんごの微塵切りを混ぜて醤油をたらして食べます。
よろしかったらお試しください。 
納豆は実にいろいろな意外なものともよく合うようです。
私も試してみました。
さっぱりして朝食に良いと思いました。(やの)



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納豆の作り方---海外駐在の人のために